こんにちはー。佐藤です。
昨日は、TVアニメ『天体のメソッド』の打ち上げパーティーでした。
監督さんやスタッフさん、キャストの皆さま、そして、脚本の久弥直樹さんともご挨拶させて頂けて楽しい時間を過ごしました。
fhánaは、久弥さんが作ったゲームがもともと好きで、久弥さんたちが作り上げたノベルゲームというシーンに多大な影響を受けて結成されたバンドでもあります。
その久弥さんが脚本のアニメで、エンディング主題歌だけでなく、特別エンディング曲、挿入歌、さらにはイメージソングアルバム、キャラクターソングの提供と、こんなに深く関わらせていただけたのは、とても光栄かつ幸運だと思います。
もうほんと、最初に「久弥直樹さん脚本のアニメの主題歌」という話を聞いたときは、
キターーーー!!!!っという喜びと同時に、とても緊張したのを覚えています…。
曲作りでは色々と考えすぎて悩むこともありましたが、実際に放送で、キャストの皆さまの演技と物語と一体となって楽曲が流れていてとても感動しました…。
すばらしい機会をいただきありがとうございました!
また是非、次回作で関わらせていただけたら嬉しいなと思っております…!
ちなみに、とわなっちが着ているのは、ビンゴゲームで当たった喜翠荘ウインドブレーカーですね笑
そしてそして!!!!!!!
僕が大学生の頃からチェックしている、あこがれの雑誌、「サウンド&レコーディング・マガジン」に取材していただきました!
2/14に発売される雑誌「サウンド&レコーディング・マガジン(2015年3月号)」に、fhánaの特集が4P掲載されております!
僕のプライベートスタジオも写真付きで紹介されているほか、アルバムレコーディングの技術的な話、マイクの話、様々なエピソードが掲載されております。
超伝統ある素晴らしい雑誌です。
音楽制作者、ふつうのファンの方、問わず、ぜひチェックしてみてください!
●「サウンド&レコーディング・マガジン」(リットー・ミュージック)
http://www.rittor-music.co.jp/magazine/sr/
佐藤です。
ついに本日、2015年2月4日(水)に fhánaの1stアルバム「Outside of Melancholy」が発売です。
表題曲の歌詞に「幾千回ものループを繰り返し今ここに辿り着いた「この僕」」とありますが、
このアルバムの発売は、まさにさまざまな試行錯誤と選択と偶然の果てに辿り着いた奇蹟です。
もう10年以上前、現在のfhánaのプロデューサーさんと知り合い、
僕がfhána以前に結成していたFLEETをデビューさせてもらったこと。
そのFLEETを当時学生だったyuxukiくんやkevinくんが聴いてくれていて、
時を経てTwitterで繋がったこと。
彼らとゲームやアニメの話で意気投合したこと。
現在の所属事務所の方々と知り合ったこと。
towanaっちが学生時代からyuxukiくんとバンドをやっていて、
fhánaにゲストボーカルとして参加し、そして正式メンバーになったこと。
レーベルやアニメ関係者の方々にもfhánaを気に入って頂けて、運良く沢山の主題歌を担当させて頂けたこと。
アニサマやランティス祭りなど大きなイベントに出演させて頂けたこと。
他にも沢山ありますが、そのどれか1つでも欠けていたら、今のこの状況はなかったと思います。
それら、fhánaが歩んできた歴史も、デビュー前の楽曲たちも、主題歌を担当させて頂いたアニメの物語も、
すべてがfhánaという大きな物語の可能性の一部、世界線の一部だったんだと、今回のアルバムの制作を通して気づくことが出来ました。
もし、どこかで別な選択をしていたら、今とは全然違う、僕や、他のメンバーたちがあり得たはずです。
だけど、こうしてfhánaが存在して、最高の形でアルバムを届けることが出来るルートに辿り着くことが出来た。
これこそが奇蹟であり、ようやく辿り着いた「憂鬱の向こう側」だと思います。
この世界全体に比べたら、それはほんの些細なことかもしれない。
でも今は、この小さくて大きな奇蹟に、感謝の祈りを捧げたいと思います。
という感じで、各地の店舗様で大々的に展開して頂き、fhána祭りになっております!
しかも、本日のオリコンデイリーランキング、なんと8位とのことです!
そして発売日の本日は、ららぽーと豊洲にて、リリースイベントを行ないました!
お越しいただいた皆さま、ありがとうございます!
2/4 ららぽーと豊洲 セットリスト
1. tiny lamp
2. divine intervention
3. いつかの、いくつかのきみとのせかい
4. Outside of Melancholy 〜憂鬱の向こう側〜
5.星屑のインターリュード
ではでは、またお会いしましょう!
佐藤純一
佐藤です。
fhánaのファーストアルバムの表題曲、その名も「Outside of Melancholy 〜憂鬱の向こう側〜」のミュージックビデオが公開されました。
もうご覧いただけましたでしょうか?
タイトルに「メランコリー=憂鬱」という言葉が入っているように、誰しもが心の中に何かしらメランコリーを抱えていると思います。そこから抜けだして憂鬱の向こう側に行こう、という希望を込めた曲です。
僕たちfhánaは、ノベルゲームやアニメが好きで意気投合したことが結成の切っ掛けの1つなのですが、こうしたゲームは、プレイヤーの選択次第で物語が変化し、様々なエンディングを迎えます。1度クリアしたらもう一度最初からプレイし、別な選択をして別なエンディングを迎える。言わば、選択次第で様々な物語の可能性があって、沢山の並行世界を生きるようなものです。
でもそれは、ゲームやアニメや小説だけのことではなくて、僕たちの生きる現実の世界も同じです。人生は、日々の選択の積み重ねです。何かを選ばない、という行為もまた選択の1つです。
もし別な選択をしていたら別な人生があって、僕たちには様々な物語の可能性があり、沢山の「僕」がそれぞれ別の人生を送っていることになります。だけど、今ここにいる僕は「この僕」でしかあり得ない。それが歌詞にある「幾千回ものループを繰り返し辿り着いた「この僕」」です。
そこで、本当は違う人生が良かった、あの時こうしていたら…と、憂鬱を感じることがあるかもしれない。
だけど、偶然を含めて様々な選択を繰り返して辿り着いた「この僕」を、「君」は見つけてくれた。「この僕」と、それを取り巻く「世界」は、取替え不可能なかけがえの無いものです。だから、今の自分と世界を肯定しよう、日常の中に希望を見出そう。それこそが「憂鬱の向こう側」なのではないか。この曲には、そんな想いを込められています。
この話は、アルバム全体の世界観にも繋がってくるので、アルバム発売後にまた続きを書こうと思います。
fhána「Outside of Melancholy 〜憂鬱の向こう側〜」
作詞:林英樹
作曲・ピアノ・シンセ・ミックス:佐藤純一
歌:towana
ギター:yuxuki waga
サンプラー:kevin mitsunaga
ベース:田辺トシノ
ドラム:玉田豊夢(100s)
ストリングス:大先生室屋ストリングス
ストリングスアレンジ:川本新
マスタリング:益子樹(ROVO)
ミュージックビデオ監督:小嶋貴之
年が明けてからの僕たちfhánaは、沢山のインタビューやラジオやテレビの収録があり、いわゆるプロモーション期間に入っています。
今日はこれからインストアイベントのリハーサルに行ってきます。
そんな感じで、ではまた!
あけましておめでとうございます。
佐藤です。
もはや、TwitterやFacebookで何度も新年の挨拶をしてますが、ブログでは初ですね。
2014年は、飛躍の年だったと思います。
ほんとのところ、デビュー以降、こんなに続けてアニメ主題歌を担当させていただけるとは全く思ってなく。
もっと早くアルバムを作る予定だったのですが、次々とタイアップが決まり、さらにはアニサマやランティス祭りなど大きなイベントにも出演させていただき、めまぐるしい1年でした。
2015年は、いつも僕たちを支えて下さっているスタッフの皆さんや、お客さんたちの期待に応えるべく、曲作りでもレコーディングでもライブでも、いつでもどこでもマイペースに安定して力が発揮出来る、サッカー日本代表の遠藤保仁のようなメンタリティで駆け抜けたいと思います。
ワンマンなどライブも沢山あるので、みなさんどうぞ宜しくお願いします。
てな感じで、fhánaの記念すべき1stフルアルバム「Outside of Melancholy」が2/4に発売されます。
アルバムに参加しているミュージシャンやエンジニアの方々を紹介したいと思います!
★ベース
けいおん!関連でも御馴染み、スーパーベーシスト田辺トシノさん。
AIRのベースだった往年の音楽ファンも大好き、渡辺等さん。
そしてなんと、クラムボンのミトさん!
★ドラム
100sメンバーにして、椎名林檎さんなどのバックでも御馴染み、玉田豊夢さん!
★ストリングス
みんな大好き、大先生室屋ストリングス!
そして後藤雄一郎カルテット!
★ストリングスアレンジ
もはやfhánaのストリングスアレンジには欠かせません、ChouChoさんのstarlogの作曲などでも御馴染み、川本新さん!
★サックス
高橋幸宏さんや立花ハジメさんでも御馴染み、さらにはフリッパーズギターのカメラトークのホーンアレンジも…もはや伝説のサックスプレイヤー、矢口博康さん!
★マスタリング
スーパーカーのサウンドプロデュースなどでも御馴染み、個人的にはFLEET時代からのお付き合い、ROVOの益子樹さん!
★レコーディングエンジニア
ソフトバレエや東京スカパラダイスオーケストラなどを手がける、杉山勇司さん、星野孝文さん、岸本泰明さん、吉田和也さん、森田信行さん。
★そして我々fhánaの役どころは……
・佐藤純一:作曲、ミックス、ピアノ、キーボード・シンセ・ドラムプログラミング・コーラス
・yuxuki waga:作曲、ミックス、ギター・シンセ・ドラムプログラミング
・kevin mitsunaga:作曲、サンプラー・シンセ・ドラムエディット
・towana:ボーカル
・そしてもはや5人目のメンバー、林英樹:作詞
という感じで、錚々たるメンバーに参加していただいて恐縮です。
このアルバムは、アニメファン、アニソンファンは勿論、普段アニメを見ない音楽ファン、ロック好き、サブカル好き、お子様から大人まで、老若男女、幅広い方々に聴いてもらいたいと思っております。
アルバムの初回限定盤特典情報、店舗特典情報、リリースイベント情報などはコチラをご覧下さい。↓
http://fhana.jp/blog/?p=1828
そんな感じで、最近のfhánaのオフショットを載せておきます。では今年も宜しくお願いします〜。
佐藤です。
いやはや、TVアニメ「天体のメソッド」、いよいよ放送開始しましたね。
ご覧になって頂けましたでしょうか?
第一話からして、めっちゃ泣けました。。
シナリオも、絵も、劇伴も、素晴らしいですね。。
昨日は、fhána 5thシングルにして「天体のメソッド」ED主題歌「星屑のインターリュード」のシングルのマスタリングでした。
今回も益子樹さんに高密度でツヤツヤな音質に仕上げて頂きました。
そして、マスタリングが終わるやいなや、fhánaメンバー全員で映画館、もとい「輝きの向こう側」に向かいました。
そう、アイドルマスターの劇場版をみんなで見たのでした。
そしてこの映画が終わるのが、なんと22時10分。
終わった瞬間、ダッシュでタクシーに乗り込み、ファナスタへ移動…!
22時30分からはみんなで「天体のメソッド」第一話を見たのでした。
そして23時からはOP主題歌を担当させて頂いた「ウィッチクラフトワークス」の再放送。
さらに!24時には、「星屑のインターリュード」の先行配信がiTunes storeでスタート。
今日マスタリングしてその日の夜にすぐ配信。
ものすごいスピード感、「スピードの向こう側」でした。
(アラサー、アラフォー世代には、スピードの向こう側が何か知ってると思います… “!?” )
というわけで、「星屑のインターリュード」の先行配信始まっておりますので、是非ダウンロードしてくださいませ!
ちなみに新しいアーティスト写真も公開されました。星屑っぽさあります!
iTunes store
https://itunes.apple.com/jp/album/stardust-interlude-ep/id926108885
TVアニメ『天体のメソッド』ED主題歌シングル
「星屑のインターリュード」
LACM-14279 / 1,300円 (税抜)
2014.11.5 on sale
01. 星屑のインタリュード
02. ソライロピクチャー
03. 星屑のインターリュード (Avec Avec “twilight town” Remix)
04. 星屑のインターリュード (Instrumental)
05. ソライロピクチャー (Instrumental)
さらにさらに、JOYSOUNDにてカラオケ配信スタートしました!
歌いまくってください!
■JOY SOUND
http://t.co/o4Busmzztf
そしてさらに!
fhánaグッズの通販サイトがオープン致しました!
オープン記念としてサイトにてご購入の方にもれなくfhánaステッカーをプレゼントさせていただいております。
是非チェックしてみてくださいませ!
■fhána オフィシャルショップ
http://t.co/NVgG37kxLl
終わりだよ〜
佐藤です。
この夏は立て続けに沢山のフェスやイベントに出演させていただきましたが、それも一段落。
と同時に、気温もぐぐっと下がって過ごしやすくなりました。
終わりがあれば、始まりがある。
別れがあれば、出会いがある。
夏が終わり、秋が始まる…。
秋といえば、秋アニメ!
「天体のメソッド」がいよいよ10/5から放送開始されるので是非御覧下さい。
いま、ソフマップ秋葉原本館の壁面に乃々香、ノエル、柚季、こはる、汐音が登場中です。
「天体のメソッド」EDテーマの「星屑のインターリュード」は、曲自体は完成しているのですが、そのカップリング曲を作ったり、新しいアーティスト写真を撮影したり、Music Videoの打ち合わせをしたり、さらなる新曲を数曲並行して進めたり、ラジオの収録をしたりと、大変忙しい日々を送っております。
という感じで、日曜日に新しいアーティスト写真の撮影を行ないました。
広いスタジオ!朝早い!
ちょっと趣向を凝らした写真を撮影しました。
星屑感あります。お楽しみにです。
そして、撮影後にはそのままスタジオでMusic Videoの打ち合わせ。
こちらも、今までにないビデオになりそうで、僕たちも楽しみにしております。
さらに、打ち合わせ後は、ランティス地下のスタジオに移動して、新曲のレコーディング。
その合間に、このまえ誕生日を向かえたケビンの誕生祝いを行ないました。
毎回、メンバーやプロデューサーさんやマネージャーさんなどの誕生祝いを、サプライズで行っているのですが、毎回やってれば流石にバレるだろうと思いきや、けっこうみんな忘れてるようで驚いてます。僕もサプライズ祝いをされたとき、完全に忘れていて超驚きました。
というわけで今回もサプライズ成功の運びとなりました。
ホワイトハウス・コックスのキーケースをプレゼント。
これは一体…?
レコーディングが終わり、気がつけばもう夜も遅くに…。
早朝から撮影、夜までレコーディングでクタクタになりながら帰宅したのですが、運悪く超満員電車でした。
ギュウギュウで身動きが取れないなか、ケビンの眼前に、つり革をつかんで腕を上げた疲れたサラリーマンらしきおっさんの脇の下が…。
まったく動けず、避けることも、顔を背けることも出来ず、おっさんの脇の下の匂いを強制的にかがされるケビン氏。
せめてもの抵抗で目を瞑るものの、傍目には、脇の下の匂いをかいで恍惚としているようにしか見えませんでした。
終わりだよ〜
こんばんは。佐藤です。
fhána4thシングルにして、TVアニメ『僕らはみんな河合荘』OPテーマ、「いつかの、いくつかのきみとのせかい」のMusicVideoがフルで公開されました。
この曲は、これぞfhána!な、爽やかで泣ける曲になったと思います。
ビートルズ感、リヴァプール感、マンチェスター感を意識して作曲してます。
主にDメロ〜間奏で顕著ですね…!
ジョージ・ハリスンみたくスライド・ギターのソロも入ったりして。
この曲のタイトルでもあり、MVの中でtowanaが読んでいる本は、「僕らはみんな河合荘」の原作の4巻の表紙絵で、律が読んでいるあの本ですね。
という感じで映像は、、
海 + レコーディングセッション風景 + リリックビデオ
な、叙情感あふれるMusicVideoに仕上がりました。
海の近くのスタジオに大量の楽器や機材を持ち込んで撮影。
ひじょうに爽やかで地中海ロケ感ある映像のなかに、異様にマニアックかつリアリティのある機材たち…!
今回、衣装は自分たちでスタイリングしてます。
作業の合間に服屋まわって、何やかんや、全部衣装を揃えるのに2週間くらいかかったような。
そんな自然体のfhánaもお楽しみください。
ここで撮影の模様を写真で振り返ってみようと思います。
朝4時出発で家に帰り着いたのは深夜2時過ぎでした!
「いつかの、いくつかのきみとのせかい」
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána
ミックス:佐藤純一
Music Video監督:福居英晃
そんな感じで、シングルが4/30リリースです。
C/W曲は、fhánaが本気で作った本気のシューゲイザー。こちらはケビン君作曲です。
恒例のリミックスは、なんと、Galileo Galileiさんです。
お近くのCDショップ、アニメショップや、下記のオンラインショップにて、
是非、お早めにご予約をお願いいたします!
詳細コチラ
http://fhana.jp/blog/?p=1010
こんばんは。佐藤です。
3月11日。
あの日、あの時から3年の月日が流れました。
今日、この日にfhána結成後、最初に作った楽曲「kotonoha breakdown」のミュージックビデオを公開します。
いまだ鮮明な記憶が残る3.11以降にインターネット上で起きた出来事をモチーフに制作されたこの楽曲は、本来持っているはずの言葉の意味や力が、意図した相手に伝わらず思わぬ相手に伝わって大きく広がったり、間違って伝わってしまったり、失われてしまうことの儚さを歌っています。
3月11日夜に、yuxukiくんが帰宅難民になって、うちに泊まりに来たこと、
不安な気持ちを少しでも和らげようと、みんなでSkypeに接続して一夜を語り明かしたこと、
陸前高田、気仙沼など被災地に実際に赴いたこと。
日常の自明性が崩れ去った、あの時の切実で切羽詰まった感情を思い出します。
震災後、SNS上では玉石混交の大量の情報が飛び交い、様々な立場の人々が全く理解し合わないまま互いに考えを主張し合っているような状況が続いていました。
しかし、fhánaのメンバーを結びつけたのもまたSNSでした。
そんな絶望と希望が入り混じった空気の中で作られたfhánaの最初の曲を、映像とともに今日この日に発表します。
監督は映像作家の大橋史さん。独創的なタイポグラフィによるモーショングラフィックスで素晴らしい映像に仕上げて下さいました。
MVに登場するfhánaメンバーやモブキャラのデザインは、fhánaの自主制作盤「New World Line」の付録日常漫画「ファナMENたちの日常」を描いてくれた、ゆずささんです。
また、最初にこの曲を作った時は、towanaはまだ正式メンバーではなく、トルネード竜巻の名嘉真祈子さんをゲストボーカルに招いて制作されたわけですが、今回の公開に合わせて、towanaによるボーカルも新録しました。
郵便空間に放たれたこの曲が、誤配の果てに希望の歌となることを願って。
佐藤純一 2014年 3月11日
佐藤です。あけましておめでとうございます!
今年は、iTunesが選出する期待の新人にも選ばれたり、新年早々ウィッチクラフトワークスのOP主題歌が発売されるなど、すでに盛り上がっております。頑張りますので是非よろしくお願いいたします。
というわけで、本日発売のfhána 3rdシングル「divine intervention」について。
この曲は、表面的には速いBPMで四つ打ちの「分かりやすい」アツい曲ですが、実は、fhána史上もっとも深い曲になったんじゃないか、と思っています。
今までのfhánaの曲も基本ドラマチックだし、緩急の展開が多いけど、今回は、1曲の中で夜の闇から、華やかな街の光、そして夜明け、と時間の流れを感じる作りになっています。つまり1曲の中で世界観が変わりつつも整合性をもって統合しようと試みました。その辺りにも注目して聴いていただければと!
ウィッチクラフトワークスは、ヒロインで女の子である火々里さんが、主人公の男の子の多華宮くんを守るという、女の子が男の子を守るお話。でも多華宮くんも魔法を覚えて火々里さんを守りたいと思っています。
「divine intervention」の歌詞では、一人称を「僕」として女性ボーカルであるtowanaが「僕は君を守りたい」と歌うことで、その両方の視点を表現しようとしてます。現実の僕たちの生活だって、大切な人同士ならお互いに守りたいと思っているのではないでしょうか。
(インタビューで僕もyuxuki君もケビン君も、女の子に守られたい!火々里さんに守られたい!ドゥフwって感じのこと言ってた気がしますが…笑)
「divine intervention」というタイトルの意味は“神の介入”。この曲は「自分は自由だと思っていたが、実は神の意志や運命みたいなものに動かされていた、ということに気づき、そこから本当の自分や自由を獲得する」という、<再帰性>と<自明性への依存からの解放>がテーマになっていると感じます。(※作詞は僕ではなくて林英樹くんですし、解釈は人それぞれです)
ウィッチクラフトワークスの作中で、火々里さんが、魔法の修行をしたいと訴える多華宮くんに、それよりもテストの予習をちゃんとした?と返す場面があります。私が守っている世界はそういう「普通」の世界なんだって。同じ心配をするなら魔法のことよりもテスト勉強みたいな普通の心配をしてほしいと。
物語の世界だけでなく現実の世界も、当たり前の日常というのは、実は、薄氷一枚の危ういバランスの上で奇跡的に成り立っています。加えて、社会が不安定化してる今は、いつその日常が崩れ去るとも分からない。そのことに気づいて、今日も明日も当たり前の日常が続くんだろう、という自明性への依存から解き放たれることが、特に重要になってくると思います。
当たり前だと思っていた日常が、実は当たり前じゃないということに気づき、その上で日常に帰ってくるという再帰性。それは同じ日常でも以前とは違うバージョンアップした日常になっているはず。そうして自明性への依存から解放されると、普段の日常の中に奇跡を見いだすことが可能になります。
新曲「divine intervention」を聴いてくれた人が、そのことを意識するようになってくれたら、毎日が輝き出して日々がもっと大切なものになるんじゃないのかなと思います。
そして!カップリング曲「innocent field」は、アナログシンセをふんだんに投入した80’sサウンドに、高橋幸宏さんなどでもおなじみの伝説級のサックスプレイヤー矢口博康さんを向かえ、さらにFLEET以来、僕も久々ちゃんと歌っているという、男女ツインボーカル曲です。また、「divine intervention」含め、今まで発表されているfhánaの曲は、すべて僕が作曲しているのですが、「innocent field」は初のyuxukiくん作曲。その辺りも聴き所なのではないかと!
さらに!仙台在住の兄のTakachenCo.と東京在住の弟のC.Sayidによる兄弟ユニット、The LASTTRAKさんによる超カッコいいドラムンな「divine intervention」のリミックスも収録しております!DJの方、是非クラブとかでかけて頂ければ幸いです!
という感じで、本日発売日のfhána 3rdシングル「divine intervention」を宜しくお願いします。
佐藤
– – – – – – – – – –
●「divine intervention」Music Video
<収録曲>
1. divine intervention
作詞:林 英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhana ストリングス・アレンジ:川本 新
2. innocent field
作詞:林 英樹 作曲:yuxuki waga 編曲:fhana
3. divine intervention (The LASTTRAK “Firestarter” Remix)
作詞:林 英樹 作曲:佐藤純一 編曲:The LASTTRAK
4. divine intervention – Instrumental –
5. innocent field – Instrumental –
●オンラインショップ
Amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/dp/B00GO5I9GW/
アニメイト http://www.animate-onlineshop.jp/pd/1238086/
とらのあな https://www.toranoana.jp/mailorder/article/21/0006/54/27/210006542772.html
TOWER RECORDS http://tower.jp/item/3344483/
HMV http://www.hmv.co.jp/product/detail/5605801
セブンネット http://www.7netshopping.jp/s/NWDPzE
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