こんにちは。佐藤です。
fhána 10thシングル「青空のラプソディ」(TVアニメ「小林さんちのメイドラゴン」OP主題歌)が1月25日に発売されました。
c/wはアーティスト盤はyuxukiくん作曲の「現在地」、アニメ盤はケビンくん作曲の「Forest Map」を収録。
お陰様で、オリコンシングルデイリーランキングでも、26位→23位→18位→29位→18位と好調に推移しています。
配信でも、moraさんで総合1位、e-onkyoさんでもハイレゾランキングで1〜4位を独占、iTunes Storeでも総合で13位付近を、アニメランキングでは2位をキープしているとのことです。
リリイベや取材を組んでいただいたり、良いタイミングでMVを公開していただいたりと、本当にありがたいです。
今回、小沢健二のアルバム「LIFE」のときのような、ゴージャスで甘くロマンチックなディスコソウルミュージックを目指して作ったのですが、何より、MVでのダンス。僕は空覚えで怪しいですが…汗、とわなっちが引っ張ってくれました。
fhánaは実際にメイド喫茶で、結成されました。
2011年に僕と、yuxukiくんとケビンくんでメイリッシュというメイド喫茶に行って、そこで「一緒にバンドをやろう」と持ちかけ、fhánaの構想を説明したのでした。(yuxukiくんが持ってきた、だんご大家族のオルゴールを回しながら…)
その後、yuxukiくんと旧知の仲で、ゲストボーカルに誘ったtowanaが正式に加入して、今にいたります。
その結成の物語を、今回のMVで再現しよう!というのは純之介さんのアイデアでした。
「小林さんちのメイドラゴン」は、ドタバタしたコメディだけでなく、ハートフルな部分や、綺麗事では割り切れない深いテーマも内包した作品です。
ドラゴンであるトールが小林さんと一緒に生活するために、人間社会に適応しようとして、文化の違いから衝突したり葛藤したりしつつ、それでも何とか乗り越えようと模索します。
さらに小林さんの周りには、他のドラゴンやドラゴンだけでなく人間たちも集まってきます。
それぞれが一人きりで生きてきて、寂しさや孤独を抱えている。
そんな孤独な者たちが寄り集まって、コミュニティを作っていく。
衝突もあるし綺麗事ばかりではないけど、それでもそのコミュニティを守っていこうとする。
「青空のラプソディ」はfhána初(?)のダンスチューン。
ダンスミュージックには「共感」の思想が流れていると思う。
トランプ新大統領が、移民や難民の入国を禁止する大統領令を発行したことに対して、Appleのティム・クックCEOが従業員に向けてこんなメッセージを発信しました。
「私たちは違う船でやってきた。しかし今は同じボートに乗っている」
マーティン・ルーサー・キング博士の言葉を借りたとのこと。
メイドラゴンの登場人物たちも、そしてfhánaメンバーも、ふぁなみりー(ファンの皆さま)も、fhánaに携わってくれている全ての皆さまも、そうなのだと思う。
ぼくたちは、今は同じボートに乗っている。
長くなりましたが今後とも宜しくお願いたします! (佐藤純一/fhána)
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